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マラソンや登山など趣味で挑戦したことを紹介します😖

#読書備忘録⑥

お題「今、チャレンジしていること。」

 

⑥最高齢プロフェッショナルの教え

(徳間書店取材班)

 

色んな分野の第一線ではたらく現役最高齢プロフェッショナルの人たちを取材し、そのインタビューをまとめた本。最高齢はまさかの103歳。人生の大先輩の声は様々で、年寄りの言う事と牛のしりがいははずれない、とことわざにあるようにそれぞれの人生が反映された言葉には力があるなと感じました。

以下に印象に残った部分を引用します。

 

 

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今は情報が溢れていますから職業をどう選んでよいか迷う人も多いでしょう。それなら他人より優れている所を軸に選んでみるといいと思います。もし思いつかなければ人と違うという所でもいい。例えば僕は体が小さいから騎手に向いていた。一見弱点だと思うことでも生かせる場は必ずある。マイナスは考え方ひとつでプラスになるということですね。(安藤光彰)

 

何をしたらよいのか分からないという人にはまず好きな事を仕事にしなさいと言いたいですね。もし好きな事を生かせる場がなかったら自分で作ればいいんです。それほどまでに好きな事にこだわる理由は好きな事は自信に結びつきやすいんです。勉強して知識を得ることも好きな事なら苦になりません。知識が多いと自信が出ます。自信をもって事に当たれば必ずいい結果に結びつくものです。(安藤延夫)

 

 

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好きな事は自分の身近なものから見つければいい。難しく考えちゃダメ。ちょっと面白そうと思う事なら何でもいい。それをね少し掘り下げてみるんです。好奇心を持ってなぜ?なぜ?と追求してみるの。あたしのコーヒー道のはじまりは「お店で飲んだコーヒーは美味しいのに自分で作ったコーヒーはまずい。なぜ?」と思ったこと。なぜという好奇心を追求していったんです。それが好きになるという事じゃないかな。いつも好奇心を持ってなぜと掘り下げて追求する癖をつけることです。掘り下げた事が仕事に結びつかなかったとしてもいいんです。あとで必ず戦力になるから

(関口一郎)

 

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仕事が楽しみなら人生は極楽だ。仕事が義務なら人生は地獄だ。とロシアの文豪ゴーリキーが書いているけど全くその通り。のめりこんでいれば色んな事も乗り越えられます。仮にどんなに苦しい事だったとしても一生懸命にやればそんなにつらくはないもの。軍隊の招集命令が来た時、最初はこう思った。「これでおしまいだ。人間として生きていけるのはこれで終わってしまった」だけど切り替えた。「どうせ、おしまいになる人生なら自分にどのくらい能力があるか試してみよう」とね。なんでも一生懸命やることです。生きるか死ぬかの瀬戸際まで自分を追い込むぐらいの一生懸命ね。そうしないと自分の実力なんて見えてこないものなんだよ。一生懸命やればその経験は自信に変わる。次に何かをやる時もきっと出来ると思えていい回転をしはじめるんじゃないかな

(関口一郎)

 

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誰にだって自分に適した仕事があると思う。それを見つけるためにも何でも挑戦してみなくちゃいけません。肝心の挑戦する元気が湧かないんだったら「読む書く聴く動く」です。脳を刺激して考える力を鍛えるには本が1番。本屋さんに行ってご覧なさい。あそこはアイデアのもとがいっぱい並んでいるようなものです。書くというのは、とにかく自分の手を動かして書く事です。じっとしているよりも手を動かしたほうがアイデアが浮かんできます。本を読んでいる時もメモを手放さないで頭に思い浮かんだ事があれば、すかさず記録。これまで発表してきた本もこうしたメモをもとに書き上げたものです。それからクラシック音楽を聴くこと。体がリラックスしてふっとアイデアが生まれます。最後に体を動かすこと。美味しいものを食べてTVを観てばかりいては体が衰えていく一方です。こんなことで人生が面白いはずがないでしょう?とにかく頭も体も全部をいっぱい使って生きてみるといい 

(高橋巌夫)

 

 

早く仕事を覚えるために休憩中でも誰か手伝ってくれと声がかかった時には率先して引き受けました。それを繰り返すうちに「あの人は仕事が頼みやすい」と先輩から言われるようになり次の段階へ早く進む足がかりになりました。どんな仕事も最初は大変でつまらないものです。やりたい仕事であっても同じです。でも、いくらつまらなくともそこで与えられた仕事を一生懸命やらなければ将来はありません。もし辛くて辞めたくなったら「あと2日だけ」2日たったら「あと3日いてみよう」その次は「1週間がんばろう」。いつの間にか仕事になれて辛くなくなります。そうやって腰を据えて頑張っていればどんな仕事でも一人前になることは可能です  

(継枝邑一)

 

若い人は結果を出せばいいと思っているけど能力よりも一生懸命さが評価されるんです。仕事が出来なかったとしても終業間際にあと少しで終わる作業があったとしたら明日にまわさず、けじめとしてその日のうちにやる。道具や洗剤は自分の家のもののように大切に扱い節約する。こういった心がけが大切なんです

(継枝邑一)

 

 

仕事で失敗しないコツは2つあります。ひとつは目標を少し上に設定しておくこと。常に少し上を目指していますから完成度が下がる事はありません。少なくとも失敗はしないという訳です。もうひとつは常に基本に立ち返って基本を忘れないことです。酒造りには米の精米歩合や発酵させる温度など細かい工程があります。そのひとつひとつに適正な数値があって各杜氏(とうじ)はそこに自分なりの工夫をします。ところが長い間工夫をし続けると、ふとした拍子にこれ以上やると失敗するという境界線を越えてしまうことがあるんです。私はその境界線を越えないように毎年酒造りの前に酒造りの教本に目を通します。「これはこうだから自分はこう工夫したんだ」ということを確認すると失敗がないんです

(継枝邑一)

 

成長するためには自分にはない知識を持っている人に教えを請う事が大切です。知らないという事を素直にさらけ出す勇気と真摯(しんし)で素直な態度があれば応援してもらえます。技能を身につけるにはこれが大切なんです

(継枝邑一)

 

酒は個人ではなくチームワークで造るものです。だから杜氏(とうじ)には人を上手く使う事が要求されます。人間は完璧ではありませんから、この人はダメ、この人もダメなどと思っていたら使える人材はゼロになる。厳しくああしろ、こうしろと言ってもそれだけでは人は動きません。逆に気分よく楽しく働かせる事が出来ればいい人材が集まりますし能率よく仕事が出来ます。熱い麹室(こうじむろ)の中で長くて退屈な作業をする時には「まだ終わらないのか」とウンザリするのが人間です。そんな時に楽しい世間話を持ちかけて気分をまぎらわせて「おや、もう終わったの?」と思わせるのも杜氏の裁量のひとつなんです。これが結果的に早く仕事をさせるコツにもなるんですよ

(継枝邑一)

 

大変だ、スランプだと思う時もあります。そういう時には自分に暗示を与えるんだ。顔を上げて「いいことある、いいことある」ってさ。すると陰気にならないんですね。それでダメなら外へ出て陽を浴びるといい。植物だってそれで元気になります。

(桂米丸)

 

 

90年間、生きてきて思うのは「全ての物事は原因と結果で成り立っている」という事です。どんなに大変でも「きっと良くなる」と信じて毎日を一生懸命生きていれば必ずそうなります。反対に「不景気だから仕方ない」とか「自分は不遇だ、ついていない」とあきらめて投げやりになっていると、どんどん悪い方に向かっていきます。現在つらい状況にあるのは世の中のせいではありません。過去に自分がしてきたことの結果に過ぎないんです。だから毎日毎日「明日はきっと良くなる」と考え今できる事を精一杯やることが大事なんです。そうすれば物事は必ずいい方向へ向かっていきます。それこそピンチが訪れてもチャンスに変わっていくんです。

(山崎達郎)

 

 

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