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マラソンや登山など趣味で挑戦したことを紹介します😖

#読書備忘録⑨

お題「今、チャレンジしていること。」

 

⑨「The Prophet」(預言者の言葉)

 

(ハーリル・ジブラールさん)

 

こちらもマイケルジャクソンつながりの本。

「The Prophet」はシェイクスピア老子についで世界史上3番目に多く読まれている詩人・哲学者ハーリル・ジブラール(1883〜1931)が書いた本でマイケルジャクソンは20歳の頃から愛読していたそうです。この書籍は1923年の出版以来、1度も絶版になったことがない世界的ベストセラーで40カ国以上に翻訳されています。その人気の理由は特定の宗教にとらわれていない普遍的な人間の在り方を問うところにあります。

 

◎精神の自由さについて

手を鎖でいましめ足に枷をはめ暗い牢獄に入れようとも私の思考を奴隷にすることはできない。私の思考は広き虚空をゆく、そよ風のごとく自由なのだから。

 

◎善悪について

 

預言者は答えた「私はあなたのなかにある善については語れるけど悪については語れない。なぜなら悪とは、他でもない善が飢えや渇きに苦しんでいる姿なのだから」

 

大いなる我への憧れの中にこそ、貴方の善がある。この憧れは全て人の内にある。しかしその憧れはある人にとっては奔流、ほとばしり海へ流れ込む…またある人にとっては平らな川…時間をかけて海辺にたどり着く。しかし憧れの激しい者がそうでない者に向かって「なぜ遅いのか、なぜ立ち止まるのか」などと言わぬように。なぜなら本当に善い者は裸の者に「着物はどうした」などと尋ねはしない。本当に善い者は家なき者に「家はどうした」などとも尋ねはしない。

 

 

大いなる我は自分の解釈では愛のことかなと思いました。悪いと言われる人は寒さに凍える精神の服なき者、精神の家なき者ということかな?まぁ悲しみは数えたらキリはないけど。それをいかに癒やし与え本来の善い所を引き出せるかを考えたのかな?マイケルジャクソンのヒール・ザ・ワールドの世界観と重なってみえます。

 

真剣に人間について考える人は自分がいい人になったりいい人仲間で満ちたりることだけではなく、その先で精神的に苦しんでいる人に思いが至るということでしょうか(゚A゚;)ゴクリ。。いや〜、、人間が出来すぎですねー。さすがマイケル。偉大すぎてとてもついていけない。

 

いやぁ自分にはちょっと難しかったです。マイケルは自分の道を貫いたからこんなことを言うのは野暮かもしれないけど個人的には社会正義的な大きな愛より、規模は小さくても確かな愛を大事にしてもっと自分を愛してほしかったな〜。世間の熱量に煽られてしまったというか。正直、マイケルもある意味、愛に飢えていたのかなと感じました。だから無理したのかな、と。まぁあくまでも僕の想像です。色んな本があるんだなと脱帽。知るは一滴にすぎず知らぬは大海のごとし。勉強になりました。もし機会があれば読んでみてください。本は開くまでどこに繋がっているか分からないドラえもんのどこでもドアのようなもの。自分の世界が広がる触媒になる。何かひとつでも参考になったり喜んでもらえると幸いです。では!